1月6日(木)


 午後12時・京都寺町夷川の「進々堂」で食事。
 グルメハム・サンドイッチにコーヒー。

 午後1時。マンションに戻って、帰り支度。
 いつも私だけの京都だと、生ゴミはおろかほとんどゴミを出さな
いようにしているので、掃除というものすらない。
 今回は家族といっしょに10日間もいたので、何かと大変。と言
ってもあいかわらず手足の不自由な私にまったく出番は無い。

 午後2時。京都相互タクシーの宮本さんを呼んで、買い物をして
から帰ろうと思ったら、なんと宮本さんは非番の日。5分で伺いま
すというので、てっきり仕事中だと思っていた。
 タクシーが本職の宮本さんの車に乗ってしまうことは、八百屋さ
んに行って「これとこれもらっとくね!」というのとおなじことだ。
 なかよくなったけど、こういうところのけじめはつけないといけ
ないのだが、宮本さんが「いいですよ、いいですよ」と固辞する。
 もうしわけないのだが、けっきょく無料で宮本さんの車に乗せて
もらって、東寺で、お線香を買い、京都駅へ。
 
 午後3時07分。のぞみ56号で東京へ。
 まだまだ帰省客が多いので、いつも乗ってるのぞみ号と、まった
く顔つきの違うお客さんたちばかりだ。
 おかげで、赤ん坊は泣き、子どもはよく通る声でしゃべり、親は
その子をちっとも注意しない。
 ひと眠りしようにも、車内がうるさくて、眠れない。
 グリーン車に乗ればいいのにと思うかもしれないが、グリーン車
のほうが、よく泣く赤ん坊を抱えた親子が乗ってる場合が多いのだ。 
 迷惑をかけるのがわかっているから、少ない人数で比較的文句が
出ないお客さんの多い、グリーン車を最初から狙ってる。
 禁煙車、喫煙車もいいが、帰省時期だけは「子連れ車輌」という
のを連結してもらって、そこでぴーぴーぎゃあぎゃあ、盛大に大合
唱してもらいたいものだ。

 車中で読んだ『古戦場をめぐる』みたいな本の文章があまりにも
ヘタなのでがっくりしてしまった。あまりにもひどいので、題名と
著者名は書かない。
 歴史物の文章は、気になるほどヘタな人っていなかったのだが、
ついに現れてしまったか。こんなレベルで本が出せてしまうとは、
いよいよもって出版界は末期だな。

 午後5時21分。東京駅着。
 大丸デパート地下街の「けやき弥」でおなじみのお弁当を買って
帰る。

 夜は、さっそくお仕事。『さくま式人生ゲーム2(仮)』のメッ
セージ作り。今年はやたらとゲームを作るから、とにかく1本1本
片づけて行かないと。
 でも1週間ぐらい、本を読みっぱなしみたいな充電期間が欲しい
なあ!
 

-(c)2000/SAKUMA-